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2017年10月
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みゆき「…とは言ったものの、さっきの偽りももってせいぜい一週間でしょう…」

つかさ「あはは、いいよ~、そんなにもてば十分だよ」

みゆき「それでは、つかささんは一週間経ったら、また次の案を考えるおつもりですか??」

つかさ「うん!」

みゆき「はあ…、エンドレスですか…。しかし、それではいつかバレてしまうのでは…」

つかさ「大丈夫だよぉ~。このまま違う人の家に転々とお泊りしていたことにしてさぁ~」

つかさ「最後にはどこか行方不明になっちゃったってことにするのぉー」

つかさ「そしたら私達が、実はお姉ちゃんは家に帰りたくなくて、ずーっと友達の家にお泊りしていたことにしてさぁ~」

つかさ「結局、ついに家出しちゃったんだってことにすればいいじゃん!」

みゆき「……うーん、それでうまくいくんでしょうか………。なんか……」

みゆき「まあ、普通に家出したことにするより真実味はあるかもしれませんが………」

つかさ「でしょ?? そうしよ!そうしよー!」


みゆき「それでは私はそろそろ帰りますね……」

つかさ「ええー、ゆきちゃんもう帰っちゃうのぉー……?」

みゆき「ハイ。実は家の用が少しだけ残っていたんです」

つかさ「あ、そうだったんだ…。無理に呼んでゴメンねー」

みゆき「いえ、とんでもありません。後、さっきの騒ぎでつかささんのお母さんが不信感を抱いているかもしれませんし…」

みゆき「私の下手な言い訳で…」

つかさ「……あ!……ゆきちゃん、言い忘れてたよ……さっきは本当にゴメンね……!」

みゆき「どうかお気になさらずに…。不安からの心の乱れだったのでしょう」

つかさ「ゆきちゃん………」

みゆき「そうでした。あと、もしよろしければ…。これも持ってきたので置いていきますね」

つかさ「何コレ? ビン? 薬?」

みゆき「ハイ。睡眠薬です。犯罪を犯したという気の病で眠れない夜などもあるはずなので…」

みゆき「その時はこれを適度に服用して、快眠に心がけるといいですよ」

つかさ「わあーー、ありがとぉー! 実は昨日もあんまり眠れなかったんだぁ、エヘヘ」

みゆき「用法用量正しく守って使ってくださいね!」

つかさ「はぁーい!」

みゆき「では、短い間でしたがどうもおじゃましました」

つかさ「ふうー、今日もゆきちゃんのおかげで助かっちゃったな~」

つかさ「それにしても、私とゆきちゃんが言うとじゃ全然反応が違うなー」

つかさ「お母さんもヒドいやー! えへ…えへへ…」

チャララァーーーーー♪

つかさ「……はう!? …………私の携帯が………鳴ってる………」

チャララァーーーーー♪

つかさ「この長さは………着信…………??」

…………カパッ

つかさ「泉………こなた………………………こなちゃああん………!!」

つかさ「またややこしいのがあぁぁ……!!」
フルフルフルフル…

つかさ「………おっとぉ…………私の大好きな携帯を………握り潰しそうになっちゃったぁー………」

つかさ「………いけない、いけない………エヘヘヘヘヘヘヘヘヘヘ………!!!」



最初、私はすぐに携帯の電源ボタンを押して切ろうと思いました。
だけど、そうすればきっとこなちゃんのこと…、今度は時間をおいて自宅に掛けてくるでしょう。
その電話をお母さんなどに取られて、お互いのどちらかがお姉ちゃんの事を話題にしたら
間違いなくそこで終わりです…。

奇跡的にも瞬時にそう悟れた私は、やむを得ず今のこなちゃんからの着信に携帯で応対することにしました。



つかさ「も、もしもし…」

こなた『あ、つかさぁー?? アタシィ!! こなたぁー!!』

つかさ「ああ、こなちゃあん…」(そんなこと知ってるよ!)

こなた『あのさあ、昨日私が言ってたかがみのお見舞いの件なんだけどさぁー…!』

つかさ「う、うん……」(そらきたぁー!来なくていいって言ったじゃん!!)

こなた「今日来ていいかなぁー??」

つかさ「うーん、ダメェー……」(もう!!お願いだから私たちの事に構わないでぇ!!!!!)

こなた『ええーー……なんでぇーー……?? せっかく今日空いてるのにぃー』

つかさ「えーとね……やっぱり風邪移したくないって、お姉ちゃんがね~……」

こなちゃんはいつも暇でしょっ!!!! アニメイトとかいう店に行ってなよぉっ!!!!!!

こなた『なに?? そんなにかがみの風邪ひどいの?? 面会謝絶状態とかぁー??』

つかさ「いやぁー、別にそこまでじゃないんだけどね……それなりに……」

こなた『それじゃあ、せめてさぁー、お見舞いの品物だけでも渡させてよぉ』

つかさ「え、まあ……それだけならぁ……」

こなた『決まり! んじゃ、これからつかさの家行くから、門の前で待っててよー』

こなた『その見舞いの品つかさに渡すからさぁ、後にでもかがみに渡しておいてねぇー』

つかさ「わ、わかったよ…」

こなた『そんじゃね~!また後で!』

プツッ! ツーツーツーツー…

つかさ「………こっちの気も知らないで、脳天気なんだから」

つかさ「……………なんか後々……………困りそうだし………………」

つかさ「ここで……………やっぱり……………消スベキナノカナァ…????」

つかさ「………………ダメだ、私。また人殺そうだなんて。しかも友達のこなちゃんをだなんて………」

つかさ「そもそも、日下部さんのことだってゆきちゃんに相談してないのに……」

つかさ「次また誰か殺したら………完全にゆきちゃんに見放されちゃうよ………」

つかさ「もう少し冷静にならなくちゃねっ…………」


こなた「ヤッホー!つかさぁー!」

つかさ「……!??」

こなた「待ったぁ?? ゴメンねー。でも、ついでにつかさにも差し入れ買ってきたんだよぉー」

つかさ「そ、そうなんだぁー………悪いなぁー………」

つかさ(でもね、こなちゃん………………こうやってこなちゃんの顔見てると……………)

つかさ(無性にこれからも……………お姉ちゃんのことに………………付きまといそうで……………)

つかさ(…………無性に……………私の幸せを……………奪いそうで………………)

つかさ(………………そう思うと……………無性にね………………無性にぃ…………………)

つかさ(……………苛立ッテクルンダヨネエェー!!!!………………)

つかさ「………………丁度ここは、日下部さんと遊んだところかぁ~………エヘ……」

つかさ「ううん、何も言ってないよぉー…」

つかさ「………それより、こなちゃん…………。早く見せてよー…………お姉ちゃんへのお見舞いの品と…………」

つかさ「………………私への差し入れをさぁ………………ネェ?」

こなた「オッケー!ちょっと待っててー」

ゴソゴソ…

つかさ「………何か楽しみだなぁー………」

シュルシュル…

つかさ(…………へへ…………まさか私のリボンを……………こんなことに使うなんて………………)

つかさ(……………思ってもいなかったなぁー………アハ………)

こなた「…うーん、カバンの奥のほうに入っちゃったカナ~…。もうちょっと待ってぇ、つかさ~」

つかさ(こなちゃん……………私に後ろを見せるなんて…………迂闊だなぁ~……………)

ヒタヒタ… ヒタヒタ…

つかさ(……………こなちゃんがイけないんだよぉー………………私の邪魔ばかりするから……………)

つかさ(………でも大丈夫だよ…………私のリボンで…………こなちゃんの首を…………チョット絞めるだけだから………)

つかさ(………………すぐ済むからネェー………………)

つかさ(…………それじゃあ…………バイバ~イ、コナチャン…!)
ソーッ………

こなた「ああ!!あったぁーーー!!」

つかさ「…ヒッ!!?」 ビクッ!!

こなた「ホラ、つかさー、これだよ、これぇ~。……ん、つかさどうしたの??」

こなた「私に向けてリボンなんか広げて…」

つかさ「…ああ、こなちゃんがカバンあさってる間に、私のリボンがずれちゃったから……一旦外してたんだぁー……あは」

こなた「ふうーん、……それよりコレだよ! ハイ、つかさぁ~」

つかさ「…わーお、豪華なフルーツバスケット…。わざわざ私達の為にありがとねー!!」」

こなた「いやいや、礼には及ばんよぉー! かがみんと二人で食べるが良い!」

つかさ(…………あーあー…………タイミング外しちゃったなぁー……………)

つかさ(…………まあいいやぁー…………今日は許してあげるね、こなちゃん…………)

つかさ(……………でももし次来たら、その時は容赦しないからネ……………)



















つかさ「モグモグモグ………モグモグモグ…………」

つかさ「私の大好物の果物といっても、こうも重なって贈られれると……」

つかさ「ちょっと、食欲がなくなるなぁ………」

つかさ「それに昨日の日下部さんの一件を思い出すと、一層になぁー………」

つかさ「今日はこれぐらいにしよう………。夜にもっと食べちゃうと、お姉ちゃんみたいに太っちゃう……アハ」

つかさ「そろそろ、もう寝ようかな…。明日はまた学校だし……」




つかさ「あ、そうだぁ~! 今日ゆきちゃんがくれた睡眠薬飲んでみよーう。きっとよく眠れるよー」

ジャラジャラ…
つかさ「2、3錠ほど飲んでおけば眠れるよねー」 パクッ! グイ… ゴクリ…!

つかさ「よし、じゃあ寝よーう。 今日もいい夢が見れますように!」 カチッ!



―翌朝―



みき「つかさー、起きなさい!学校に遅れるわよ~!」

つかさ「…………うぅ…………うん…………」

みき「あらあら今日はいつも以上に目覚めが悪そうね?」

つかさ「………なんかぁ………本当に目覚め悪いぃー……」

みき
「全く、かがみが居ないからって甘えちゃダメよー。早く、さあさあ」

つかさ「はーい……。ふあああぁぁぁぁー………」

みき「まあ、大きなあくびだことー。昨日夜更かしでもしてたの?」

つかさ「結構早めに寝たと思ったんだけどぉ…」



私は心の底で昨日飲んだ睡眠薬のせいだと直感してました。
飲みなれてないとこんなものなのでしょうか、目覚めが悪いです。
それからお母さんにお尻を叩かれながら、リビングにいつもどおりの朝食を。

でも、ゆきちゃんの弁明で一週間は安泰だと安堵していた私にはまだ気付いていませんでした。
このいつもの朝食が今朝で終わりになることを…。
自分自身の終焉を迎える日が、他でもなく今日だということを…。




つかさ「ふああああぁぁぁぁぁー…………」

こなた「ん~? つかさぁー、随分と眠そうだねぇー」

つかさ「…え、うん。えへー」

こなた「それよりまたかがみは休み??」

つかさ「う、うん。なかなか熱が下がらないんだぁー……困っちゃったね……」

こなた「そっかー」

つかさ「でも、こなちゃん。本当に心配しなくていいんだよー」

つかさ「お姉ちゃんに昨日こなちゃんがくれた果物の詰め合わせをあげたら、とっても嬉しそうだったし…」

つかさ「こなたがくれたんだから、これで絶対元気出る!!…って言ってたから~…」

こなた「そかぁー。早くかがみが復帰して登校してこないかなぁ~…」

こなた「そしたらそのことをネタにして、当分ツンデレかがみんが拝めるのにぃ~、グシシ!」

つかさ(残念だけどもう一生拝めないよ…………ゴメンねぇ、こなちゃーん!!………エヘヘ)

ガラガラガラ…
つかさ「それじゃあ、桜庭先生、失礼しましたー…」 パタン!

つかさ「ふぅー。お姉ちゃんの欠席を伝えに行くのも………なんだか面倒だなぁー………」




ヒソヒソ…
みゆき「…つかささん。…つかささん」

つかさ「あ、ゆきちゃん…。何? 何かあったの…??」
ヒソヒソ…
みゆき「いえ、たいしたことはないというか……当然の経緯なんですが、一応報告を……」
ヒソヒソ…
みゆき「先程こっそり聞きつけた話なんですが、教諭の方々に黒井先生が行方不明になったことがついに気付かれたみたいなんです……」

つかさ「え………そ、そっか………」
ヒソヒソ…
みゆき「はい…。いつ気付かれたのか、詳しい状況はどうなのかは、よくわかりませんが…」
ヒソヒソ…
みゆき「もしかしたらもう警察が捜査を展開している可能性もあります…」

つかさ「……しょ、しょうがないよねー。それくらいは始めから予想してたことなんだし……あはは」
ヒソヒソ…
みゆき「後、それと同時に一つ、気になることを思い出しまして…」

つかさ「な、なにぃ?? ゆきちゃん。は、早く言ってよぉー…」

ヒソヒソ

つかさ「か、髪の毛ぇ??」
ヒソヒソ…
みゆき「はい…!黒井先生殺害は計算外だったので、焦って全然気に留めていませんでした…」
ヒソヒソ…
みゆき「恐らく黒井先生の車には私達の頭髪が幾つか落ちてるはずです…」

つかさ「そ、そんなぁー…」
ヒソヒソ
みゆき「しかも黒井先生達を埋めた後、一旦私達の所持品を持ち去る為、キーを使って車内に再び入ったではありませんか…?」
ヒソヒソ…
みゆき「その時しばらく車内で探し回っていたので、頭髪が落ちている可能性はさらに大きいかと…」

つかさ「………今の警察の人の力ってスゴいんだよねぇー………」
ヒソヒソ…
みゆき「そりゃあ、もう…。普通にDNA鑑定とかしますからね…」

みゆき「それにその放置された車がある近くの山で、黒井先生と共にかがみさんの死体が見つかれば…」
ヒソヒソ…
みゆき「当然、身内かつ落ちていた頭髪が一致するつかささんにたどり着きます。もちろんその頭髪を残した友人の私にも…」

つかさ「…………もう………滅茶苦茶だね…………」

みゆき「ハイ……………改めて考えたら、とんだ完全犯罪です…………」

つかさ「…………当然だよ。私はもちろん、ゆきちゃんだって…………」

つかさ「……………普通の女子高生なんだからね………………」

つかさ「…………………………………はあー」

つかさ「私、捕まっちゃうのかなー………………」


みのる『おい! お前らにだけに特別いいこと教えてやる……!』

生徒A『あんだよ~、白石ぃー。不細工な彼女でもできたのかぁ??』

みのる『ちげーって!! お前達…、俺が無類のガンマニアだってことはもう知ってるよな??』

生徒B『今知った』

みのる『それでよぉー………俺、ついによぉー…………』

みのる『改造拳銃作っちゃったんだなぁ~、コレがぁー!!』

生徒A『……………………ワハハハハハハ!!悪いヤツだな~、お前!』

生徒B『永遠にギャングの夢にでも浸ってろよ。じゃあな…!』

みのる『おい待てよ、お前らー! マジなんだってさぁー…!!』

みのる『今ロッカーにあるから見せてやるって! おい待てよぉ~……!!』


つかさ「……………改造………………拳銃?」

キーンコーンカーンコーン…

ひかる「それじゃあ、今日はこれで終わりだ。委員長、号令~」

みゆき「わかりました。 起立!! …礼!!」

ワイワイ…ガヤガヤ…

こなた「ふうー、やっと終わったぁー!! それにしてもまた受け持ちが桜庭先生だったねぇ…」

こなた「黒井先生、今日も休んでどうしたんだろー? 何か最近ログインしないし…」

みゆき「緊急の用か何かではないでしょうか…。きっとすぐに戻りますよ…」

こなた「それにしたって何の用か言ってくれてもいいのにー」

みゆき「そ、それはきっと……大人の事情というものではないでしょうか…?」

みゆき「とにかくこのことには深く考え込まず、早く帰りませんか??」

こなた「……まあ、そうだね。じゃあ、帰ろう~。つかさもさぁー…」

ガタッ!!

つかさ「こなちゃーん………悪いけど私先に帰るね………ちょっと気分悪いから………」

こなた「…えっ?? つかさ??」

こなた「かがみの風邪でも移ったの??」

つかさ「……もしかしたら、そうかも~………とにかく、そういうわけだから。じゃあね~!」

みゆき「…ああ、つ、つかさん?? もしかしたら、私達と会話しながら下校すれば、気分も落ち着くかもしれませんよ…??」

つかさ「えへ、ありがとーゆきちゃん。 でもいいよ…」
ガラガラガラ… バタンッ!




つかさ「とてもじゃないけど、こんな時にみんなと話していられる気分じゃないよ……」

つかさ「それにこなちゃんと居ると、また殺気立っちゃうかもしれないしネェ………」

つかさ「それにしても………何か忘れているような気がする………。大事な何かを……」

つかさ「それと一緒に…………胸騒ぎも…………」

つかさ「………この感覚………なんか怖いや………」

ガチャ…!
つかさ「ただいまぁ~……」

みき「ええええ…!?? 日下部さんのお子さんが一昨日から行方不明!??」

つかさ「ヒィ……!!??」

みき「ハイ……ハイ……。いえ、ウチにはいらしてませんが……」

みき「私の方は、ウチのかがみが日下部さんのお宅にお世話になっていると聞いてたもので……」

みき「…え、来ていない!?? そんな…!」

つかさ(マ……………ズ……………イ)

みき「あ、一旦受話器から離れますね…。失礼します……!」

みき「つかさあぁー!! 帰ったのーー!? ちょっと、こっちに来なさーい…!!」

つかさ「う………うわああああ!!」
ガチャ!! バタンッ!!

タタタタタタタタタッ………!


タタタタタタタタタッ…! タタタタタタタタタッ…!

つかさ(マズイ! マズイよ! ついにバレタぁー…!!)

つかさ(日下部さんは私が殺したんだったよ……!!)

つかさ(わかってたのに……!!

つかさ(ゆきちゃんがうまくごまかしてくれたのに安心して……!!)

つかさ(峰岸さんの家にすればよかったよ……!!)

つかさ(これじゃあ、もう家に帰れない……!!!!)

つかさ「イヤだよおおぉ…!!!」

つかさ「ゆきちゃん!! ゆきちゃん!!! ゆきちゃあああん!!!」

つかさ「もう、今の私にはゆきちゃんしかいないよぉーーー!!!」

つかさ「早く電話に出てぇー!! ゆきちゃああああああぁぁぁぁぁん………………!!!!」

タタタタタタタタタッ…! タタタタタタタタタッ…!



―某公園―





みゆき「ええええーーー?? 日下部さんも葬ったんですか…!??」

つかさ「…………………」

みゆき「なんてことを…………。事前に私におっしゃってくれれば、私もあんなウソなどは…………」

つかさ「…………ゴメン。…………あの時はすごく安心してて、忘れてたんだ」

つかさ「…………それに……………ゆきちゃんに怒られそうでぇ…………グスン…………」

みゆき「そんな…怒ったりなんてしませんよ…。私達は運命共同体ではないじゃないですか……」

つかさ「ゆきちゃん…………ゆきちゃあん…………グスン…………」

みゆき「ああ、ハンカチを…。さあ泣きやんでください、つかささん…」

つかさ「…………うん、ありがとう。…………じゃあ、また二人で何かいい方法考えよう………!」

みゆき「……………………つかささん、やはり自首しましょう」

つかさ「うん、わかった!……………………………………エ?」

つかさ「ゆきちゃん…………??」

みゆき「もうこれ以上私には打開策が思いつきません………………」

みゆき「それに、これ以上つかささんが苦しみ悩んでいる姿を見たくもありません………………」

みゆき「ここは、私達の罪を一つ残らず明かして楽になりましょう、つかささん…………」

つかさ「……………ぁ…ぁぁ……………」

みゆき「申し訳ありませんが、私は本気です………………!」

つかさ「……………………………………」

つかさ「……………うん…………わかったよ」

みゆき「つかささん………………」

つかさ「…………本当に今まで色々私の為にありがとね、ゆきちゃん!」

みゆき「いえ、全然お役に立てず不甲斐ないです…………」

つかさ「ううん、そんな事ないって…!! ゆきちゃんのおかげで私いっぱい助かったんだから!!」

つかさ「だからさ、ゆきちゃん…………最後にさ…………私にお礼をさせてよ…………」

つかさ「ここで最後の乾杯をしよー………そう、最後の…………。いいよねぇー……………?」

つかさ「 ユ キ チ ャ ン ????」

つかさ「ゆきちゃああん! 買ってきたよ、ペットボトルのジュース!」

みゆき「ああ、つかささん…。わざわざ申し訳ありません……私なんかの為に……」

つかさ「何言ってるのー、ゆきちゃん…。これまで何回もゆきちゃんに助けられっ放しだったんだし…」

つかさ「ジュースぐらいおごらせてよぉ~…。私からの、ほんのお礼なんだから…」

みゆき「本当に良いのでしょうか……?」

つかさ「うんうん! 受け取ってよ~…」

みゆき「…ではお言葉に甘えて。ありがとうございます、つかささん!」

つかさ「いいんだよ、本当にほんのお礼なんだからさぁ…………。エヘヘヘヘヘヘヘ………………」

みゆき「それでは早速…。 滅び行く私達の為に。 …乾杯です!」

つかさ「カンパ~イィ……!」 
トンッ…!

みゆき「それではいただきますね」

つかさ「うん、早く飲みなよ、ゆきちゃん……」
グイッ…!

みゆき「………………ふぅ。とてもおいしいです! 今日はなぜか一段と美味な感じがします…」

つかさ「そっかー、それは良かったよ。もうこれで、これから飲めなくなるかも知れないし…」

つかさ「ゆっくり味わおうね……」

みゆき「そうですね……。少し残念ですが……」

つかさ「じゃあ、もう日暮れだし…………コレ飲み終わったら………一緒に近くの警察署に行こうね………」

みゆき「ハイ、そうしましょう。……あ、つかささん……」

つかさ「ん? なあにぃー……??」

みゆき「つかささんの飲み物…………どう……して………ミネラル……ウォォー………ぁ………」 
バタリッ…!! ……………………。

つかさ「……どうしてミネラルウォータか??…………そんなの決まってるじゃあん…………」

つかさ「眠ったゆきちゃんの口に…………もっともっと睡眠薬を流し込むからだよぉー…………!!」

つかさ「アハ……アハハ…………アハハハハハハハハハハハハハハハハッ!!!!」



私はこの公園のベンチからアスレチックの土管の中に、仰向けにしたゆきちゃんを引きずり入れました。
それから持っていた睡眠薬のビンから、錠剤をどんどんゆきちゃんの口に流し込みました。
そう、一錠も残らないようビン底を一生懸命に叩きながら…。



ジャラジャラジャラジャラ…!!
つかさ「よいしょ…!よいしょ…!」 ポンッ!ポン!ポンッ!

ガバガバガバガバ…!
みゆき「……………ぁぐ…………ぁ……………」


つかさ「……………ふぅ。コレで全部だ………」

つかさ「後はこのミネラルウォーターを注いで………」
ジャバジャバジャバ…

みゆき「…………ぶぁ………ぁぁ……ぶぁ………あぷ…………」


つかさ「首をこう傾けると………もっと………飲めるかな………」

みゆき「…………あぷ……ぁ……ぷぁ…………」



そんな作業を続けていると段々ゆきちゃんの顔色が青ざめていきました。
窒息したのか、睡眠薬の副作用のせいなのかわかりませんが、
ゆきちゃんが逝ってしまったことだけはわかりました。



つかさ「………ゆきちゃんが悪いんだからネェ………??」

つかさ「………恨まないでよぉー……エヘ」



その後私は、ゆきちゃんの死体を置いたまま土管の穴に鉄板を乗せ蓋をしました。
普通ならこんな簡易的な方法ではすぐに見つかりますが、私はもうどこかに
高飛びする決心を固めていたので、何の不安も持たずその場から立ち去りました。






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